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共同通信
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【ワシントン共同】米国論を二分する社会問題の人工妊娠中絶を巡り、連邦司法省は15日、ほぼ全面的に中絶を禁止する南部テキサス州法の効力を差し止める仮処分を求めて連邦最高裁に上訴すると発表した。
州法は9月1日に発効し、中絶手術を受けるために州外の医療機関にかかる女性が相次いだと報じられた。今月6日に地裁が差し止めを認めたが、高裁が8日に覆していた。上訴時期は明らかにしていない。
保守派6人、リベラル派3人の判事構成の最高裁は9月、州法差し止めを求めた医療機関などの訴えを反対5、賛成4で退けており、2回目の判断となる。