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共同通信
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鹿児島県・奄美大島で、絶滅の恐れがあるダイサギソウが群落地から大量になくなっているのが見つかり、掘り返された跡が確認された。奄美市は盗掘の疑いがあるとみている。7月に世界自然遺産に登録され、関係機関は警戒を強化しているが、貴重な植物の被害は後を絶たない。
ダイサギソウは日当たりのよい場所を好むランの一種で、白い花をサギの飛ぶ姿に見立てて名付けられた。
この群落地は毎年100本ほどが花をつけ、奄美群島では最大規模。9月から見頃を迎えていた。9月下旬、撮影のため訪れた男性が、数日前にあった株が姿を消しているのに気付いた。