台湾、尖閣への圧力非難

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共同通信
上院外交委員会の公聴会で発言する次期駐中国大使候補のニコラス・バーンズ元国務次官=20日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領が次期駐中国大使に指名したニコラス・バーンズ元国務次官(65)は20日、人事承認に向けた上院外交委員会の公聴会に出席した。「台湾への中国の最近の行動は特に反対すべき事態」と述べ、中国による台湾への軍事圧力を非難、沖縄・尖閣諸島を念頭に「中国は東シナ海で日本に侵略行為を仕掛けている」と証言した。

 バーンズ氏は「米国の利益に反し、同盟国の安全を脅かす行動には対抗する」と強調。中国が新疆ウイグル自治区で「ジェノサイド(民族大量虐殺)」を行っていると指摘し、チベットや香港、台湾での抑圧的行為は「不当で、やめるべきだ」と批判した。