警官、注意した男性を手荒く扱う
マスク未着用を注意され
マンハッタンの地下鉄8番街駅構内で19日朝8時45分頃、アンドリュー・ギルバートさん(27)はマスクを着用していない市警察(NYPD)の警官2人に遭遇。未着用を注意すると、警官が手荒く扱った。20日付ニューヨーク・タイムズによると、この様子を撮影したビデオがSNSに投稿され、100万回を超える閲覧があったという。「警官は特別扱いか」など、批判の声も上がっている。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は駅構内や車内でのマスク着用を規則化。NYPDも公共交通機関において警官にマスク着用を指示している。「警官は最初、聞こえないふりをしていた」とギルバートさん。注意を繰り返すと「迷惑だ」と80フィートほど後方に押され、非常口から構外に放り出された。「残念の一言だ」と述懐。「警官は責任を取らされず、政治家も口先だけ」と、市民苦情審査委員会(CCRB)に申し立てる可能性を示唆している。2020年5月〜21年8月にコロナ対策を巡る警官に対する苦情は316件。NYPDは懲罰があったかを明らかにしていない。
シェイ本部長は20日、「到底許容できない」と発言。何らかの懲罰の対象になるとの考えを明らかにした。デブラシオ市長も「警官なら規則を遵守しなければならない」と不快感をあらわにしている。
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