アダムス氏、市長選討論会に臨む
CNN「5つの結論得られた」
来月に迫ったニューヨーク市長選で、民主党候補のエリック・アダムス氏が20日、共和党候補のカーティス・スリワ氏との初めての討論会に臨んだ。ニューヨーク市は民主党の牙城であるため、事実上の次期市長であるアダムス氏の発言が焦点となった。
CNNは21日、アダムス氏の発言で得られた結論として、①市職員の新型コロナウイルスワクチン接種の義務化支持、②主役は「法と秩序」、③アダムス氏への信頼性、④気候変動への対応、⑤公共の安全―の5点を挙げた。
ワクチン接種を巡り、アダムス氏はデブラシオ市長が定めた義務化を支持する考えを表明しながらも、労働組合との事前対話が不十分だったとの認識を示した。5~11歳へのワクチン接種については、米国食品医薬品局(FDA)が承認した後に実施するとの見通しを明らかにした。
自らがこれまでの選挙戦で訴えてきた法と秩序に関し、ニューヨークが観光客を取り戻すためにも、犯罪への懸念を払しょくする必要性を指摘。自らの信頼性に絡み「ブルックリンの自宅で過ごした時間」を問われると、ニュージャージー州フォートリーで過ごすことが多いとの一部報道を一蹴したものの、質問には正面から答えなかった。
一方、気候変動が引き起こす大型自然災害に備える意向を表明。長年の公約である「公共の安全」についても重ねて強調した。
→ 最新のニュース一覧はこちら←