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共同通信
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インド洋の島国モーリシャス沖で昨年夏に日本の貨物船「WAKASHIO」が座礁し燃料の重油が大量流出した事故で、天候不良が続いているため座礁船の撤去作業が予定よりも大幅に遅れていることが分かった。モーリシャス環境・廃棄物処理・気候変動省の幹部が23日までに共同通信の取材に明らかにした。
船体後方部の撤去作業は3月中旬に中断。船主の長鋪汽船は8月「9月後半に作業を再開できることを期待」しているとの見解を示したが10月22日時点で再開できていない。
取材に応じた同省の幹部によると、作業船が待機しているが波が高く、作業に取りかかれないという。(ポートルイス共同)