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共同通信
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関西電力は23日、運転開始から44年を超え6月に再稼働した美浜原発3号機(福井県美浜町)の原子炉を停止させた。テロ対策のための「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の設置が期限の今月25日に間に合わないため。定期検査に入り、来年9月ごろの施設完成と10月中旬の運転再開を目指す。
美浜3号機は今年6月23日、原子炉を約10年ぶりに起動し、東京電力福島第1原発事故後、原発の運転期間を「原則40年、最長で延長20年」とするルール下で初めて再稼働したが、4カ月での停止となった。
運転停止に先立ち福井県の杉本達治知事は「安全第一を心掛けてほしい」と述べた。