スーダン軍発砲、3人死亡

10/25/2021

　【カイロ共同】アフリカ北東部スーダンの首都ハルツームなどで25日、軍がハムドク首相や閣僚らを拘束して権力掌握を進めたことをクーデターと非難するデモ隊が軍部隊と衝突した。軍部隊は実弾を発砲し、地元医師団体によると、デモ隊側で少なくとも3人が死亡、80人以上が負傷した。

　情報省によると、軍に抗議する数万人が街頭に繰り出した。発砲はハルツームの軍施設付近であった。全土に非常事態宣言が出され、軍は主要道路や橋を封鎖した。

　スーダンでは2019年4月、大規模な民主化デモをきっかけに約30年続いたバシル政権が崩壊した。