最後の市長選討論会で激しい個人攻撃
アダムス氏対スリワ氏
ニューヨーク市長選挙候補者による第2回討論会が26日に開催され、投票日前最後の討論会で、民主党のアダムス候補(61)と共和党のスリワ候補(67)が舌戦を繰り広げた。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
スリワ氏は、アダムス氏が「殺人を犯したギャングと交流がある」などと繰り返し攻撃。以前からスリワ氏を「道化師」と揶揄しているアダムス氏は業を煮やし、「まるで息子が4歳だった時のように振る舞っている」と応戦した。そしてスリワ氏が「養育費を滞納している」と批判。これに対しスリワ氏は「家庭の事情を持ち込むな」と怒りをあらわにした。
アダムス氏の優勢は揺るぎないものとみられる。今回の討論会でも「貧困や不平等を克服し、アメリカンドリームを実現した」という主要メッセージを強調した。スリワ氏は「アダムス氏はエリート層の代表で人気に欠けるデブラシオ市長の後継者」との印象付けに腐心。「市は浪費が甚だしい。潮流を変えたい」と訴えた。
最後にお互いを褒め合うよう求められると、アダムス氏はスリワ氏が猫を16匹飼っていることに言及。「動物愛護の精神には頭が下がる」。スリワ氏はアダムス氏が完全菜食主義(ビーガン)であることを指摘。「私は何度も病院に担ぎ込まれた。いつかビーガンになりたい」と話した。
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