人生切り開く決断、反感招いた
眞子さん結婚で、タイムズ紙が指摘
ニューヨーク・タイムズは25日、秋篠宮家を離れた長女眞子さんと小室圭さんの結婚について、日本を離れて人生を切り開こうとする夫妻の決断が最も世間の反感を買っている可能性があるとの見方を東京発で伝えた。皇族数が減少する中で、皇位継承問題をあらためて浮き彫りにしたとも紹介している。
夫妻が近々、ニューヨークに移り住むことを踏まえ、眞子さんは家を出た後も、皇室の伝統的な義務に従うことが求められると指摘。京都外国語大学の根本久美子教授(社会学)は「日本社会において、人々は社会や集団、家族のために自分の一部を犠牲にしている人を見るのが好きだ」と述べ、今回の結婚に複雑な思いを抱く日本人が多い理由を分析した。
小室さんが秋篠宮ご夫妻との面会に黒やネイビーの無地ではなく、ピンストライプのスーツで臨んだことを巡り、ある週刊誌は「宮内庁関係者が嘲笑した」と報じた。小室さんの母佳代さんと元婚約者との「金銭トラブル」についても、世間の不信感は払しょくできていない。一部の世論調査では、80%の人が結婚に反対していることが明らかになっている。
タイムズ紙はこうした厳しい世論の背景に、皇室が直面している継承問題があると指摘。女性の皇位継承を認めていない皇室典範の改正と合わせて、世間は眞子さんの結婚に大きな関心を寄せていると強調した。
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