議会乱入の極右メンバーが出馬 NJ州、バーゲン郡

 

 

議会乱入の極右メンバーが出馬

NJ州、バーゲン郡

 

トランプ氏支持者による米合衆国議会議事堂襲撃事件=ことし1月6日(Photo: Tyler Merbler / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2021_storming_of_the_United_States_Capitol_DSC09254-2_(50820534063)_(retouched).jpg)

 

 トランプ前大統領の支持者が1月、議会に乱入した事件を巡り、検察当局が関係者20人以上を刑事訴追した極右集団「オース・キーパーズ」。乱入時は議会の外にいたという1人のメンバーが、来月投開票のニュージャージー州議会選に共和党から立候補している。ニューヨーク・タイムズが27日、伝えた。

 元海兵隊員で、技術コンサルタントのエドワード・ダーフィー・ジュニア(67)氏。「ワシントンに行ったのは、不正選挙に抗議するためだ」「議事堂には入っていない」などと主張。多くの犠牲者を出した乱入行為を非難している。

 ダーフィー氏は、居住するニュージャージー州北部、バーゲン郡ノースベールの共和党委員会を率いており、バーゲン郡から出馬。フォートリーやエッジウォーターなど日本人が多く暮らすバーゲン郡はリベラルな地域として知られており、民主党員の登録者数は共和党員の3倍以上に上るため、当選は厳しいと見込まれている。

 この選挙区選出で民主党のヴァレリー・ヴァニエリ・ハトル議員は「ダーフィー氏が立候補したことは、バーゲン郡のようなリベラルな地域でも、トランプ氏が共和党を掌握していることを示す指標だ」と指摘。15年間議席を守ってきた地区から、極右の候補者が出馬したことに驚きを隠せないままだ。

 


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