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共同通信
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【ウラジオストク共同】ロシアが中国への電力輸出を増やしている。電力不足が深刻な中国の求めに応じたもので、10月の輸出量は前年の約2倍。11~12月も前年の倍増となる見通しだ。資源輸出に頼るロシアは、中国の窮状を受けて電力輸出を拡大するとともに、主力の石油や天然ガスの輸出交渉を優位に進める材料にしたい思惑だ。
ロシアの対中電力輸出は極東で行っている。水力発電の電力をアムール州ブラゴベシチェンスク周辺からアムール川を隔てた中国黒竜江省・黒河市側へ複数の国際送電線で送る。人口減が続く極東では発電能力に余剰があり、できるだけ輸出に回したい考えだ。
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