作業員の死因は外傷性ショック

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共同通信

 岐阜県中津川市のリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場で作業員2人が死傷した崩落事故で、県警は29日、亡くなった小板孝幸さん(44)=福井県美浜町=の死因が外傷性ショックだったと発表した。既に中津川署に捜査本部を設置。業務上過失致死傷の疑いも視野に、現場を実況見分し工事関係者から聴取するなど原因を調べている。

 事故は27日午後7時20分ごろ発生。JR東海によると、本線トンネルにつながる非常用の斜坑(計画約600メートル)の入り口から約70メートル掘り進んだ地点で、発破作業をした約8分後に10~20秒の間隔で2回にわたり崩落した。