米大統領、ローマ教皇と会談

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共同通信
29日、バチカンで手を取り合うローマ教皇フランシスコ(右)とバイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ローマ共同】バイデン米大統領は29日、ローマに到着し、大統領として2回目となる外遊を開始した。最初のイベントとしてローマ教皇フランシスコとバチカンで会談した。大統領就任後、初めての直接対話。バイデン氏はカトリック教徒としては2人目の米大統領で、敬虔な信者。気候変動や新型コロナウイルスの対策、貧困問題などで意見交換した。

 ホワイトハウスによると、一対一の会談は約90分間続き、歴代大統領と比べて異例の長さ。バイデン氏は貧困層、飢餓や紛争、迫害に苦しむ人々を支援する教皇に謝意を表明し、気候変動対策の指導力やワクチン供給の取り組みを称賛した。