豊田氏「日本のものづくり守る」

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共同通信
豊田佐吉の顕彰祭で献花するトヨタ自動車の豊田章男社長=30日午前、静岡県湖西市

 トヨタ自動車グループの創始者、豊田佐吉(1867~1930年)の功績をたたえる顕彰祭が命日の30日、生誕地の静岡県湖西市で開かれた。市によると、ひ孫に当たるトヨタ社長の豊田章男氏は、水素エンジン開発など脱炭素化に向けた取り組みを紹介し「日本のものづくりと自動車産業を守り抜く」との思いを強調した。

 豊田社長はあいさつで温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルについて「道筋を誤れば積み重ねてきたものづくりの強みや、それを担ってきた人材を失いかねない」と指摘。「絶対にそうはさせない」と決意を表明した。

 顕彰祭は市が毎年、佐吉の命日に開催。