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共同通信
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【天津共同】垂秀夫駐中国大使は30日、中国政府が昨年天津市に設定した健康産業に関する日本との協力モデル区を視察し「日本政府に何の相談もなくモデル区が決まった。本音を言うと戸惑いがある」と述べた。
中国は「中日健康産業発展協力モデル区」と名付けた。
垂氏は健康分野の協力は重要だとして「最大限協力する用意がある」と伝えた。「日本企業の進出は魅力的な条件を(中国側が)提供できるかに尽きる」とも注文した。
垂氏は視察後、天津の廖国勲市長と会談。垂氏はモデル区に関し「日本の存在感がない」と指摘。廖氏も「同感だ」と述べ、日本企業の進出に向け連携の強化を確認した。