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共同通信
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【ワシントン共同】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は3日、中国が台湾を侵攻する可能性は当面は低いとの考えを改めて示した。米シンクタンク、アスペン研究所のフォーラムで「中国は近い将来、台湾へ行動を起こそうと準備しているか」と問われ「私の分析によれば半年や1、2年という近い将来に起こり得るとは思わない」と否定した。
一方、中国は指導者が望めば台湾に侵攻できる能力を「明らかに構築している」と指摘。「何が起こってもおかしくない」と述べ、警戒心を示した。
台湾侵攻を巡っては3月、当時の米インド太平洋軍司令官が、6年以内に起きる可能性があるとの認識を示した。