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共同通信
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外務省管轄の国際交流基金(東京)が新型コロナウイルス流行で中断した海外の日本研究者受け入れを再開した際、入国後最長15泊の間、隔離用ホテルの自室から一切出られないと参加者に伝えていたことが3日分かった。通常の日本人の入国者らと違う異例の扱いで、違反しないようホテルに見張りも配置。来日研究者は「刑務所並み」「外国人差別」と憤っている。
欧米などからの50人超は10月28日、在外日本研究の公益性など「特段の事情」が政府に認められ来日し、成田空港近くのホテルに宿泊。基金の担当者は、極めて厳しい措置は「関係省庁が示した条件」で、従わざるを得なかったと説明した。