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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領(民主党)が次期駐日米大使に指名したラーム・エマニュエル前シカゴ市長(61)の人事を承認した3日の上院外交委員会採決で、民主党2人を含む3人が反対票を投じ全会一致とならなかった。上院本会議承認は確実な情勢だが、市長時代にシカゴで発生した警察官の黒人射殺事件の対応に批判が残り、影を落とす。
「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)。大使への指名は支持できない」。外交委の民主党のマークリー議員は承認前に声明を発表。同党のマーキー議員、共和党のルビオ議員と共に反対に回った。本会議採決でも全会一致とならない可能性が高い。