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共同通信
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【北京共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは5日、経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団が先月、自社所有のビジネスジェット機2機を売却したと伝えた。売却額は5千万ドル(約57億円)余り。米ドル社債の利払いなどに充て、デフォルト(債務不履行)を回避する狙いだとしている。
ジェット機は、恒大の許家印主席ら幹部が世界中を飛び回るためのもので、売却先は米国の投資家。ウォールストリート・ジャーナルによると、恒大はより大型な別のジェット機も売却先を探している。
恒大は膨大な負債を抱えて資金繰りが悪化し、ぎりぎりのタイミングでの利払いが続いている。