Published by
共同通信
共同通信
【ナイロビ共同】米政府は7日までに、エチオピアで職務に当たる緊急性の低い政府職員やその家族に対し、国外退避を命じた。滞在中の米市民にも即時退避を勧告した。北部を拠点とする反政府勢力ティグレ人民解放戦線(TPLF)などと政府との抗争激化を受けた措置。在エチオピア米大使館が6日発表した。
ロイター通信によると、デンマークやイタリアも自国民に退避を呼び掛けた。日本政府は既に滞在者に早急な退避を勧告。TPLFは他の反政府勢力8派と同盟を結び、首都アディスアベバに進攻する構えも見せる。情勢が緊迫化する中、自国民を出国させようとする各国の動きが本格化してきた。