コロンビア大学などで爆弾騒ぎ
脅迫電話で学生ら一時避難、周囲騒然
コロンビア大学などアイビーリーグ3校に5日、爆弾を仕掛けたという脅迫電話があった。各校では学生が一時避難した。同日、CBSニューヨークが伝えた。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、コロンビア大学の警備部に午後2時半ごろ、「キャンパス内の複数カ所に爆弾を仕掛けた」との電話がかかってきた。同大学は対象とされた3つの建物から避難するようテキストメッセージを送付。受け取ったコール・フィッツギボンさんは「身の回りのものをまとめて、ルームメートと一緒に逃げた」という。 NYPDが捜査したが爆弾は見つからなかった。同大学は後に「NYPDが、脅迫はいたずらと判断した。避難に協力した学生に感謝する」との声明文を発表している。今回は何事もなかったが学生は肝を冷やしたようだ。フィッツギボンさんは「当初は偽物だと思ったが、時間を追うごとに本物に思えてきた」と語っている。
脅迫電話はコーネル大学およびブラウン大学にもかかった。イェール大学にも数日前に同様の電話があったとの情報もある。いずれも爆弾は見つかっていない。NYPDの元副警視正、アンディー・コステロ氏は、「他所で犯罪を行うために、警察をおびき寄せたのではないか」とコメントしている。