エチオピアで国連職員16人拘束

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共同通信

 【ナイロビ共同】国連は9日、エチオピアの首都アディスアベバで、少なくとも16人の現地職員が拘束されたと発表した。AP通信が伝えた。拘束されたのは全てティグレ人という。政府は拘束を認め、「(反政府勢力の)ティグレ人民解放戦線(TPLF)を支援した疑いがある」とし、「テロ行為への参加」が理由と説明した。

 北部ティグレ州を拠点とするTPLFは隣接州に進攻し、アビー首相の退陣を要求。政府は2日、全土で半年間の非常事態を宣言した。

 職員の家族も多数拘束され、国連は職員らの即時解放を求めた。政府は9月末にも、国連関係の駐在職員7人の追放を発表している。