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共同通信
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【ワシントン共同】日本、米国、オーストラリア、インド4カ国による協力枠組み「クアッド」が、2回目の対面による首脳会合を日本で開催する方向で調整に入ったことが12日、分かった。複数の関係国筋が明らかにした。日本政府が3カ国へ打診。早ければ来年春に実施される見通しで、覇権主義を強める中国をにらみ、経済安全保障の協力を進める。
4カ国は米国で今年9月に初開催した対面首脳会合で定例化に合意した。米中対立が激化する中、岸田首相が3カ国首脳を招待して主催することで枠組みを強化、日本の存在感を示す狙いがある。バイデン米大統領が参加すれば中国が警戒感を強めるのは必至だ。