サブウェイのツナは「鶏や豚」
サンドの中身巡り、3度目の訴訟
サンフランシスコの女性2人が8日、サンドイッチチェーン「サブウェイ」のツナサンドを巡る3度目の訴訟を、カリフォルニア州南部地区連邦地裁に起こした。今回は「同チェーンのツナサンドは、ツナではなく鶏や豚などの動物性たんぱく質が使用されている」と主張している。amニューヨークが12日、報じた。
提訴したのは、カレン・ダノワさんとニリマ・アミンさん。南カリフォルニアの20店舗で採取されたツナの20検体を海洋生物学者が検査したところ、19検体からマグロのDNA配列は検出されなかった一方、すべての検体から鶏、11検体から豚、7検体からは牛のDNA配列が検出されたと指摘。「虚偽表示により、消費者を欺いている」として、詐欺と同州消費者保護法違反に基づく損害賠償を求めている。
同チェーンは「高品質で天然の100%のマグロ」は米国および世界中で厳しく規制されていると反論。「毎回、内容が変わる無謀で不適切な訴訟」の却下を求めている。原告は当初「サブウェイのツナサラダやサンドイッチ、ラップにツナは使用されていない」と唱えていたが、修正訴状では「100%持続可能な方法で漁獲されたカツオとキハダマグロではない」に変更。連邦地裁は10月、原告が虚偽表示を信じツナサンドを購入したことを示さなかったとして、2番目の訴えを却下した。
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