「ウィン・ウィン・ウィン」支援
NJの食事支援プログラム、追加投入へ
ニュージャージー州がコロナ禍の昨年11月に始めた食事支援プログラム「サステイン・アンド・サーブ」について、マーフィー知事はこのほど1000万ドルを追加投入する意向を明らかにした。この1年間で、3400万ドルを州内の29団体に支給しており、日々の食事に困窮する州民を救っている。ニューヨーク・タイムズが15日、伝えた。
プログラムは、10万~200万ドルを受け取った各非営利団体などが、提携したレストランから食事を購入した後、住民に無料で提供する仕組み。新型コロナウイルスの感染拡大で経営苦境に陥ったレストランをはじめ、非営利団体、食料不足にあえぐ住民それぞれにとって「ウィン・ウィン・ウィン」の関係にあるという。
ニュージャージー州カーニーにあるデリバリーサービスの「メイドミール」は、このプログラムを活用している団体の一つだ。オーナーのジェシー・マクブライドさんは「利益を上げるだけでなく、地域社会に還元し、影響を与えることができるビジネスになるよう、情熱を持って取り組んでいる」と思いを語る。
メイドミールは、毎週約400人に対し食事を提供。65歳以上の高齢者のほか、ホームレスや障害者などが中心といい、ピーナッツアレルギーを持つ人や特定疾患がある人には、特別な食事を提供している。
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