バスのスピード、市内全域で低下
待ち時間や所要時間は増加
ニューヨーク州都市交通局(MTA)が運営するニューヨーク市都市交通局(NYCTA)が12日に発表した統計によると、市内5区を走るバスの速度が先月、低下していたことがわかった。amニューヨークが14日、報じた。
10月の市全域でのバスの平均速度は時速7.9マイル(約12.7キロ)。2020年8月の時速8.3マイル(約13キロ)から4.8%低下していた。バスの平均速度がもっとも遅かったのはマンハッタン区で、時速6マイル(約9.7キロ)。ブロンクス区が7.4マイル(約11.9キロ)で続いた。クイーンズ区は時速8.8マイル(約14キロ)、スタテン島は時速13.8マイル(約22.2キロ)でもっとも速かったが、すべての地域で平均速度が昨年より低下していた。
一方、9月にMTAの橋とトンネルの料金所を通過した車の数は2710万台で、8月の2900万台からわずかに減少。19年9月のレベルを2.6%下回っていた。先月のバスの利用者数は、パンデミック開始以前のレベルのおよそ69%で、1日の平均利用者数は150万人だった。バス停での待ち時間は、昨年同時期と比べ平均で43秒長くなり、目的地までの所要時間は1分24秒伸びていた。新たなバス専用車線の導入で、クイーンズ区フラッシングのメインストリートでは51%、マンハッタン区ワシントンハイツの181丁目では36%速度が上がっていた。
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