民主派デモ弾圧で15人死亡

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共同通信

 【カイロ共同】スーダンの首都ハルツームや近郊で17日、軍主導の統治に抗議する民主派のデモが行われた。地元の医師団体によると、治安部隊が実弾を発砲するなどして弾圧し、少なくともデモ隊側の15人が死亡、数十人が負傷した。

 デモには数千人が参加し、首相を解任されて軟禁状態にあるハムドク氏の解放などを要求した。治安部隊は催涙弾や実弾を発砲したという。

 2019年に長期独裁政権が崩壊したスーダンでは、軍民の共同統治が行われてきたが、今年10月25日に軍がクーデターを起こした。今月11日に軍主導の新たな統治評議会が発足し、陸軍出身のブルハン氏が議長に就任した。