フラッシングに「米国版上海」 8億ドルの大型開発計画が来年2月完成

 

 

フラッシングに「米国版上海」

8億ドルの大型開発計画が来年2月完成

 

フラッシングのメインストリート=2015年撮影 (Photo: Epicgenius / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Flushing_Queens_May_2015_2.jpg)

 

 クイーンズ区のフラッシングに来年、8億ドルをかけた大型開発計画「タングラム・プロジェクト」が完成する。16日付、ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

 120万平方フィートのにおよぶ敷地には、132戸のマンションや208室のホテル、48戸のオフィス・コンドなどができる。その中心となるショッピングモールは来年2月にオープンの予定。中国で人気が高い鍋料理「シャオロンカン・ホットポット」の旗艦店やタピオカミルクティーで有名な台湾の「マチマチ」が軒を連ねる。日本のデザインに触発された中国の家庭用品店「名創優品(メイソウ)」も出店。韓国風ホットドッグや日本のラーメンが食べられる2万4000平方フィートのフードコートもある。

 全店舗で看板には英語と中国語の表示が求められており、映画館で上映する作品には中国語の字幕付き。フィットネスクラスも英語と中国語で提供するという徹底ぶりだ。デベロッパー、F&Tグループのヘレン・リー執行副社長は「米国版の上海が出来上がる」と語る。

 トライステートに住む250万人のアジア系住民を引きつけることが狙い。商業不動産に関する情報を提供するコスター・グループのアナリスト、ブランドン・スベック氏は「特定の人種を対象としたディベロップメントの先駆けだ」と注目している。

 

ロングアイランド鉄道高架下のベンダー (Photo: Yanping Soong / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Flushing_street_vendor_under_LIRR_bridge.jpg)


最新のニュース一覧はこちら←

 

 

 

タグ :