サンクスギビング商品、在庫不足
ターキーやパイ、クランベリーソース
小売売上高を追跡する米市場調査会社IRIによると、今年は感謝祭(サンクスギビング)関連商品が、昨年と比べて不足していることが明らかになった。CNNが17日、報じた。
11月の1週目、丸ごと冷凍された固定重量の七面鳥は、全国の小売業者全体で在庫率が平均64%にとどまり、昨年同時期の約86%を下回った。パック入りのパイの在庫は68%(昨年78%)、グレイビーソースは昨年より12%低い73%。クランベリーソースは、89%から79%に減っていた。IRIは、POSデータや電子商取引を使用して、毎週の店舗の在庫率を調べている。
小売業者は通常、全体で約95%の在庫率が理想的とされており、今年は全体的に在庫率が低くなっている。感謝祭関連商品の在庫率が低下する原因として、サプライチェーンの混乱や予期せぬ需要の急増などがあるとみられる。
食料品店も所有する食品販売業者「スパータンナッシュ」は、七面鳥やパイのほか、冷凍パイシェルやグレイビーソース、クランベリーソースなど感謝祭関連商品の仕入れに苦労している。今年は見つけるのが難しい典型的なホリデーアイテムが、おそらく半ダースはあるという。クリームチーズやホイップクリーム、バタースコッチチップなどの不足も報告されている。ただ、七面鳥の在庫率は10月の最終週の40%から大幅に回復している。
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