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共同通信
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中国語を専門とする京都橘大(京都市)の男性教授が、専門外となる英語関係の学部に配転されたのは退職に追い込む目的で違法だとして、大学の運営法人に対し、配転命令の無効確認や380万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴したことが19日、分かった。
大学側は取材に「対応に問題はないと考えている」とコメントした。提訴は2日付。
訴状によると、男性は1991年、中国語と漢文担当の文学部講師として、京都橘女子大(当時)に採用された。その後教授となり、2017年4月に国際英語学部へ移籍。学科会議も英語で行われて理解できず、男性は「うつ状態」と診断された。