エアトレイン、1月から8ドルに 周辺道路の混雑助長との批判も

 

 

エアトレイン、1月から8ドルに

周辺道路の混雑助長との批判も

 

JFK空港のエア・トレイン=2012年撮影(Photo: Ad Meskens / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JFK_AirTrain_03.JPG)

 

 空港に乗り入れている公共交通機関「エアトレイン」の乗車料金が来年1月から、現在の7ドル75ドルから8ドルに値上げされる可能性がある。 18日、amニューヨークが報じた。

 エアトレインは、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)が運行する高架鉄道。ジョン・F・ケネディー(JFK)空港線とニューアーク空港線がある。25セントの値上げはインフレを反映したもので、現在審議中の2022年度予算の中に盛り込まれている。JFK空港からエアトレインに乗り、地下鉄に乗り換えてマンハッタンまで来る場合、10ドル75セントかかることになる。メトロカード購入代金を加味すると11ドル75セント。家族4人で47ドルになる。イエローキャブの一律料金52ドルとほとんど変わらない。

 これでは配車サービスの利用が増え、空港周辺道路の混雑は深刻化すると活動家は懸念を示している。非営利団体「トライステート・トランスポーテーション・キャンペーン」のリアム・ブランク氏は「環境保護にもつながる公共交通機関を使う障壁が増える。マイカーやウーバーの利用を助長し、逆効果」と指摘。現在、空港利用客がコロナ前の半分であることから、これが回復するまで料金を据え置き、「配車サービスに課金すべきだ」と提案している。

 


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