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共同通信
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【ニューヨーク共同】米中西部ミズーリ州の裁判所は23日、3人殺害の罪で1979年に終身刑を受けて服役していた黒人男性の冤罪を認めた。直接の物証がなく有罪の根拠となった証言が撤回されたことが理由。男性はただちに釈放された。米メディアが伝えた。冤罪で服役した期間は42年を超え同州では最長、全米でも有数の長さという。
冤罪が認められたのはケビン・ストリックランドさん(62)で78年に同州カンザスシティーで20代の男女3人が殺害された事件で逮捕。親族がアリバイを証言し、犯行と結び付く物証はなかったが、全員が白人の陪審に50年間仮釈放なしの終身刑を言い渡された。