ふるさと納税巡り収賄疑い

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共同通信

 ふるさと納税事業の契約事業者に便宜を図った見返りに約100万円を受け取ったとして、佐賀県警は26日、収賄容疑で同県大町町の水川一哉町長(64)=同町福母=を、贈賄容疑で事業者の知人女性(69)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 県警はこれまでに町役場や町長宅を家宅捜索し、水川町長らから事情を聴くなどして捜査を進めていた。

 関係者によると、女性が代表を務める事業者は町内の住民数人で構成。返礼品に地場産品ではなく、宮崎県産のマンゴーや熊本県産のスイカなどを扱っていた。今年4月ごろに契約を解除されたという。