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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領が10月上旬の岸田文雄首相との電話会談で、日本の防衛費増額方針に期待を表明していたことが分かった。米政府筋が27日までに明らかにした。バイデン政権は唯一の競争相手と位置付ける中国の抑止を念頭に、日本の安全保障分野でのさらなる負担を見込んでいる。初の対面での首脳会談が実現すれば主要な議題となるとみられる。
岸田氏は自民党総裁選前、防衛費について「数字に縛られてはならない」と増額に意欲を見せた。米政府筋によると、首相就任直後の電話会談で、バイデン氏は防衛力見直しの着実な進展に期待を示した。望ましい増額幅には触れなかった。