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共同通信
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【シンガポール共同】シンガポールとマレーシアは29日、ワクチン接種者に限定して隔離なしで陸路の往来を再開した。新型コロナウイルス感染拡大で両国は陸路の往来を物流以外では制限しており、一般向けの再開は約1年8カ月ぶり。アジア有数の往来が活発な国境の開放で、両国は経済活動の正常化を目指す。
両国は「オミクロン株」の感染状況を注視しており、再び陸路往来の規制を見直す可能性もある。
マレー半島南端の都市ジョホールバルとシンガポールを海峡を挟んで結ぶ約1キロの道路を開放。コロナ禍前は、マレーシア側から所得水準が高いシンガポールへ1日約30万人が越境通勤していた。