Published by
共同通信
共同通信
米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」について、日本法人のMSDが3日、厚生労働省に承認申請した。審査が迅速に進められる特例承認を求める方針。製造販売が認められれば、初の飲むタイプの抗ウイルス薬となる。
既に日本政府は計160万人分の供給でメーカー側と合意しており、飲み薬の年内実用化を目指す方針を示している。先に申請が行われた米国では重症化リスクを持つ軽症から中等症の大人の患者に限定して緊急使用許可が認められる見通し。
モルヌピラビルには体内でウイルスが増えるのを防ぐ働きがあると考えられている。