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共同通信
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【ワシントン共同】オースティン米国防長官は4日、カリフォルニア州で講演し、中国軍機が台湾の防空識別圏進入を繰り返していることが「予行演習のように見える」と述べ、台湾侵攻を視野に入れた活動の可能性があるとの見方を示した。その上で「誰も紛争は望んでいない」とし、衝突回避に努める考えを強調した。
講演での質疑で、台湾周辺での中国軍機の動きをどう見るか問われたオースティン氏は「(中国軍側の)真の能力を試しているかのようだ」と指摘。中国軍が台湾に侵攻した場合の対応については明言を避け「台湾の自衛能力の維持、向上を支援していく」と語った。