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共同通信
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【ワシントン共同】米下院は8日、中国最高指導部の元メンバーに性的関係を迫られたと暴露した同国のテニス選手、彭帥さんを巡る国際オリンピック委員会(IOC)の対応を批判する決議案を全会一致で可決した。彭さんが無事だとする中国側の主張をうのみにしており「北京冬季五輪に参加する選手の権利を守る意志や能力があるのか疑問だ」と非難した。
決議は彭さんの問題について、北京五輪で選手の言論の自由や安全が守られるかどうか国際社会が抱く懸念と直結していると強調した。IOCに関し、中国側の主張を正当化しており「人権擁護への取り組みを怠った」と批判した。