ミッドタウンでクリスマスツリー火災事件
ホームレスが放火か
ミッドタウンで8日未明、クリスマスツリーが燃えるという事件が起こった。ニューヨーク市警察(NYPD)は放火の疑いで容疑者の男を逮捕した。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
このツリーは6番街のフォックスニュース本社ビル前に立てられていたもの。高さは50フィート。1万点の飾りと10万個の電球で彩られ、5日の点灯式は特別番組として放映された。ツリーから火の手が上がったのは8日午前12時15分頃。フォックスニュースのホスト、シャノン・ブリームさんが「数分前に完全に火に包まれた」と現場から実況中継。「火は消し止められたが、状況をモニター中」と続けた。
NYPDは器物損壊、無謀危険行為および放火の疑いで、クレイグ・タマナハ容疑者(49)を逮捕した。出火の原因などについては調査中とのこと。NYPDによると同容疑者はホームレスで、ことし3月に合成大麻「K2」を吸引していたところを逮捕されており、今回の事件も薬物乱用や精神障害が影響していた可能性がある。
クリスマスツリーの放火は6日未明に、カリフォルニア州オークランドでも起きている。関係者によると近くにエアゾール缶が落ちていた。イリノイ州シカゴでも、市の中心部、ワシントン・スクエアにあるクリスマスツリーが3年連続で放火されている。
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