RELATED POST
ヘッジファンド元大物から押収
盗品の古美術品180点、7千万ドル相当

マンハッタン地区検事局は6日、ヘッジファンドのパイオニアで、熱心な古美術収集家として知られるマイケル・スタインハート氏(81)から、7千万ドル(約80億円)に相当する盗品のアンティーク180点を押収したことを明らかにした。ニューヨーク・タイムズが6日、報じた。
押収された180点のうち171点は、イタリアで有罪判決を受けた2人のアンティーク密売人が所持していた盗品を映した写真から浮上した。検事局は17の捜査令状を発行。ブルガリア、エジプト、ギリシャ、イラク、イスラエル、イタリア、ヨルダン、レバノン、リビア、シリア、トルコの11か国の当局者と協力し、4年間に及ぶ捜査を進めた。調べで、今回の押収品が11カ国から盗難・密輸され、12の違法ネットワークを通じて売買され、合法な手続きがないまま国際アート市場に出回ったことが判明した。同局は、作品の押収などすべての条件に従う限り起訴しないと約束し、スタインハート氏と合意した。盗品は、持ち主に返却される。
サイラス・バンス地区検事は「スタインハート氏は何十年もの間、自身の行動や売買した作品の合法性、世界中にもたらした深刻な文化的損害を気にせず、略奪された芸術品への貪欲な欲望を示してきた」と強調。スタインハート氏はアンティークの購入を生涯禁じられた。
→ 最新のニュース一覧はこちら←
RECOMMENDED
-
客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-
NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-
ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-
パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-
日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-
機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-
白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-
長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-
機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-
「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで