外交ボイコット効果ない

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共同通信

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は9日の記者会見で、米英豪などが決定した北京冬季五輪・パラリンピックの外交ボイコットについて「小さく象徴的」な効果しか持たないとの認識を示し「五輪を政治化しない」よう訴えた。ブランケール国民教育・スポーツ相は既に外交ボイコットはしないと明言したが、政府としては最終決定はしていない。

 フランス政府の公式見解は「欧州連合(EU)で対応を調整する」との立場。EU内には温度差があり、統一的な立場を打ち出すのは難しい可能性がある。

 マクロン氏は政府の最終方針に関して、EU加盟各国と「今後適切な決定を探る」と述べた。