真珠湾犠牲者、日米合同で追悼

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共同通信
日米合同の戦没者追悼式典で献花する青木豊・駐ホノルル総領事(中央)ら=9日、米ハワイ・フォード島(共同)

 【ホノルル共同】旧日本軍による米ハワイ・真珠湾攻撃から80年を迎え、日米合同の戦没者追悼式典が9日、湾内にあるフォード島で執り行われた。日本の青木豊・駐ホノルル総領事や、パパロ米太平洋艦隊司令官ら両国の関係者約60人が出席し、日米双方の犠牲者を悼んで黙とうをささげた。

 日本軍の攻撃で撃沈された戦艦アリゾナが眠る海域を前に、青木総領事は「和解の力」の重要性を強調。「真珠湾が激しい戦争の始まった場所としてだけでなく、和解と友情の力強い象徴として世界に記憶されることを祈る」とあいさつし、コット米ハワイ方面海軍司令官と共に献花した。