米、石油備蓄を一部放出へ

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共同通信
米テキサス州フリーポートの石油備蓄施設=2016年6月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米政権は10日、先月発表した計5千万バレルの石油備蓄の市場放出計画のうち、17日に1800万バレルを実施すると発表した。消費者に身近なガソリン価格が高騰しており、早期に対処する。残る分も今後数カ月以内に放出し、価格抑制を目指す。

 エネルギー省のグランホルム長官は声明で「100年に一度のパンデミックから世界が立ち直る中、石油備蓄の放出は供給混乱に対処するための重要な手段だ」と強調した。

 米政府は11月23日、日本や中国、英国、韓国、インドといった消費国と協調し、石油備蓄の一部を市場に放出すると発表していた。