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共同通信
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日本大学本部で10日夜に行われた記者会見は、予定された2時間を大幅に超えた。報道陣からの質問は、前理事長の田中英寿容疑者(75)が権力を握り続けたメカニズムに集中。「新たな日本大学をつくりあげていく決意」「今のままではだめ」。加藤直人学長(70)は釈明に追われ、具体的な改善策が示されることはなかった。
会見は、シンポジウムや会議で使用される本部2階の大講堂で午後6時ごろから始まった。大勢の報道陣が集まり、加藤学長らが冒頭、頭を下げて謝罪すると、一斉にフラッシュを浴びた。
報道陣からは、田中容疑者が築いた体制を変えることができるのかと繰り返し質問が飛んだ。