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共同通信
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【上海共同】中国政府は旧日本軍の中国・南京占領から84年に当たる13日、江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」で国家追悼式典を開いた。習近平国家主席ら最高指導部メンバーは2018年から4年連続で出席を見送った。来年の共産党大会や日中国交正常化50周年に向け、国際環境を安定させたい考えとみられる。
新華社電によると、式典では指導部を構成する党政治局員(25人)の一人、孫春蘭副首相が演説し「30万人の同胞が殺りくされ、南京はこの世の地獄と化した」と非難。「歴史をかがみとし、未来を切り開く精神で新時代の要求に合う中日関係の構築を推進する」と語った。