Published by
共同通信
共同通信
【リバプール共同】英中部リバプールで12日閉幕した先進7カ国(G7)外相会合は、覇権主義的な動きを強める中国やロシアの威圧に対抗する方針で一致した。初開催した東南アジア諸国連合(ASEAN)外相との拡大会合では、中国による南シナ海の軍事拠点化への懸念を共有。海洋安全保障の強化も確認し、中国を強くけん制した。
G7は対中競争の鍵と位置付けるASEANと連携を深め、中国への圧力を相乗的に強めたい考え。ASEANとの協力に関する議長声明で、南シナ海での中国による埋め立てに関し、名指しを避けながらも「平和、安全を揺るがしかねない深刻な事案」と指摘した。