故金日成主席の実弟が死去

12/14/2021

　【北京共同】北朝鮮の故金日成主席の実弟で、同氏の後継者争いに絡み一時追放された可能性がある金英柱・元最高人民会議常任委員会名誉副委員長が死去していたことが15日、朝鮮中央通信の報道で分かった。金正恩朝鮮労働党総書記が送った弔花が14日に霊前に届けられた。死亡日や死因は伝えていない。

　金英柱氏は、韓国の資料では金日成氏の8歳下の1920年生まれ。

　金日成主席の後継者争いをしているとの観測があったが、75年7月の「7.4共同声明」3周年の声明発表後、公式報道から姿を消した。故金正日総書記の後継が有力になった時期で、失脚説が流れた。