経済、防衛の協力深化で一致

Published by
共同通信
14日、マレーシアのクアラルンプールの空港に到着したブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【クアラルンプール共同】米国のブリンケン国務長官は15日、訪問先のマレーシアの行政都市プトラジャヤでサイフディン外相と会談した。経済やサイバー分野を含む防衛の協力を一層深めることで一致した。

 ブリンケン氏は会談後の記者会見で、中国を念頭に「法の支配、説明責任、人権の強化に向け、マレーシアなどのパートナーと共に取り組む」と述べた。

 ミャンマー情勢や南シナ海問題に加え、バイデン米大統領が提唱したインド太平洋地域の新たな経済枠組みについて協議。この枠組みは、強靱な供給網の構築や、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を意識した質の高いインフラ投資などが柱となる。