95億ドルでJFK空港の改築工事
新ターミナル1誕生へ
ニューヨーク州のホークル知事は同13日、95億ドルの予算でジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港の改築工事に着手すると発表した。ゴッサミストが同日、報じた。
計画によると、現存するターミナル1と2を取り壊し、すでに撤去したターミナル3の用地をあわせた134エーカーの土地に240万平方フィートのモダンな新ターミナル1が誕生する。ゲート数は23。国際便が発着し、レストランや小売店、ラウンジなどを有する。95億ドルはカーライル・グループなどの投資会社が出資。「ニューヨークやJFKの名に恥じないものとなる」とホークル氏は誇らしげに話した。
空港を所有・運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)が16日に承認すれば、工事は来年に開始される。3分の2は2026年までに開業予定。残りは28年に完成し、30年ごろ全工事を終了する予定。ターミナル1改築工事は当初20年の起工を予定していたが、コロナ蔓延で2年遅れたことになる。JFKでは39億ドルをかけたターミナル6の改築工事もあり、PAもJFK改修のために29億ドルの予算を計上している。
19年には6000万人が利用したJFKだが、コロナ禍で20年には1600万人に激減した。今年は回復し、8月の利用者は昨年の4倍の370万人。それでも19年同月の600万人には程遠い。
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